今回のワインは全部で7種類です。  
            シャンパーニュは2種類です。  
            最初のシャンパーニュはピエール・カロです。コートデ・デ・ブラン地区アヴィーズ村(AVIZE)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)でアヴィーズ、クラマン、シュイィなどを中心に7.25haの畑(5haをドメーヌ用、残りの2.25haはボランジェに売却)を所有しています。今回のレ・ザヴァはアヴィーズ村の0.4haの小区画に植えられた1951年植樹の高樹齢のシャルドネのみを使用しています。なお、ヴィンテージはシャンパーニュの優良年の2014年です。  
            次はクリュッグのグラン・キュヴェです。クリュッグは最も評価の高いグラン・メゾンで今回のグラン・キュヴェはマルチ・ヴィンテージと表され多くのリザーブワインを使用して造られるシャンパーニュです。今回はIDより検索すると、エディションNo.161で2005年をベースに1990〜2005年のブドウを使用しています。セパージュはピノ・ノワール44%、シャルドネ37%、ピノ・ムニエ19%です。今回はマグナムボトルを用意しています。  
            白ワインも2種類です。  
            ひとつめはコート・ド・ボーヌ地区ムルソー村のムルソー レ・ナルヴォーで造り手はドミニク・ラフォンです。これはコント・ラフォンの当主ドミニク・ラフォンが2008年の立ち上げたオウン・レーベルの新しいネゴシアン(実際はドメーヌとほぼ同じで栽培も管理している)で、今回のヴィンテージは2012年です。  
            次の造り手はエティエンヌ・ソゼです。ピュリニー・モンラシェ村を代表する優良な造り手で、今回のレ・シャン・カネはレ・コンベットの上部に位置し、隣のムルソー地区の1級畑レ・ペリエールに隣接しています。ソゼはここに1haの自社畑を所有し平均樹齢は45年で、ヴィンテージは2011年です。  
            赤ワインも2種類です。  
            ひとつめはブルゴーニュ シャンボール・ミュジニー地区1級ワインのレ・ラヴロットです。造り手はマイクロ・ネゴシアンのオリヴィエ・バーンスタインで2007年がファースト・ヴィンテージです。今回のレ・ラヴロットの畑はボンヌマールの下部に位置しており、畑の広さは1ha以下のためレ・ラヴロットのエチケットで販売されるのはオリヴィエ・バーンスタインのみと思われます。今回のヴィンテージは2011年です。  
            今回のシャトー・パルメは1978年です。1978年は8月上旬までぶどうの生育が不順でしたが8月中旬から天候が回復しミラクルイヤーと呼ばれた年です。この年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロ40%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド2%とややカベルネ・ソーヴィニョンの割合が多いヴィンテージです。なお、今回はマグナムボトルを用意しています。  
          デザートワインはソーテルヌ地区バルザック村のシャトー・クリマンです。31haの畑からセミヨン100%で造られるこのワインの平均生産本数は3万本で、イケムに次ぐ高い評価を受けています。今回のヴィンテージは2008年です。                 |