今回のワインは全部で6種類です。
シャンパーニュは2種類です。
最初のシャンパーニュはヴォーヴェルサンです。コート・デ・ブラン地区オジェ村(Oger)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)でブラン・ド・ブランのシャンパーニュを造っています。現在、3haの自社畑で年間約2万本を生産しています。今回はオジェ村の17区画のシャルドネからつくられたオリジナルでドサージュ4gのエクストラ・ブリュットです。
次はコート・デ・バール地区ランドルヴィル村(Landreville)に醸造所を構えるネゴシアン・マニュピュラン(NM)のクランデスタンです。ヴェット・エ・ソルベのベルトラン・ゴートロの下で働き、2015年にメゾンを立ち上げています。今回のレ・ソンブラブル・ボレアルは契約畑のなかで北向き斜面のピノ・ノワールから造られるブラン・ド・ノワールでヴィンテージは2020年です。
白ワインも2種類です。
ひとつめはブルゴーニュ サン・トーバン村の1級ワイン ミュルジュ・デ・ダン・ド・シャンです。造り手はユベール・ラミーでサン・トーバン村に醸造所を構え、16.5haの畑を所有しています。生産されるワインの3分の2が白ワインで、今回キュヴェはモンラッシェの丘の西側に広がる評価の高い1級畑で全体は16.08haで、このうち0.25haを所有しています。今回のヴィンテージは2009年です。(パルメの会ストック)
次はカルフォルニアのキスラーヴィンヤードです。キスラーヴィンャードは1987年カリフォルニアのロシアン・ヴァレーに創設されたワイナリーで、9種類のシャルドネ、4種類のピノ・ノワールからワインを造っています。今回はシングヴィンヤード・キュヴェの中でソノマ・マウンテンの広さ12haのマックレア・ヴィンヤードのシャルドネから造られており、ヴィンテージは2014年です。
赤ワインは1種類です。
今回のシャトーパルメは2002年です。2002年の前半は雨の多い年でしたが8月中旬から天候が回復しました。9月20日にメドック地方は大雨に見舞われましたがパルメのぶどう園は5mmの雨量だけで、収穫時にはまったく雨が降らず良好なぶどうが収穫されました。2002年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン52%、メルロ40%、プティ・ヴェルド8%と通年に比較してカベルネ・ソーヴィニョンが多めに使用されています。(ワイン係提供)
最後のデザートワインはソーテルヌ地区バルザック村のシャトー クリマンです。30haの畑からセミヨン100%で造られるこのワインはイケムに次ぐ高い評価を受けています。今回の1990年はソーテルヌのグラート・ヴィンテージで収量が10hl/haと極めて低収量で生産量は約3000ケースです。 |