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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で8種類です。

シャンパーニュは3種類です。

最初のシャンパーニュはボランジェです。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区アイ村を本拠地とする最も評価の高いネゴシアン・マニピュラン(NM)で黒ぶどうの割合の高いシャンパーニュを造っています。今回はスタンダード・シャンパーニュのスペシャル・キュヴェで、志方先生のご提供です。

次のシャンパーニュはドゥラモットでコート・デ・ブランのル・メニル・シュール・オジェ村に本拠地を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)です。今回はコート・デ・ブランの6つの特級畑(ル・メニル・シュール・オジェ、アヴィーズ、オジェ、クラマン、シュイィ、オワリー)のシャルドから造られており、2012年はグレート・ヴィンテージの一つです。

最後はエペルネに本拠地を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)のモエ・エ・シャンドンが造るプレステージ・シャンパーニュのドン・ペリニヨン2008年です。ドン・ペリニヨンは特級格付け畑のピノ・ノワールとシャルドネから造られ、セパージュは公開されていませんがほぼ半々といわれています。なお、2008年はシャンパーニュのグレート・ヴィンテージです。

白ワインは2種類です。

ひとつめはシャトー・マルゴーが造る白ワイン パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーです。広さ12haの畑にはソーヴィニヨン・ブランのみが植えられており、高い評価を受けています。今回のヴィンテージは2004年で辛口白ワインの良好なヴィンテージです。

次はドメール・ルーロの村名ムルソー2017年です。ドメーヌ・ルーロは現在ムルソーの造り手で3本の指(他の二つはコシュ・デュリ、コント・ラフォン)に入る高い評価を受けており、購入は非常に困難です。この村名ムルソーはラブ・レ・ロワから購入したクロ・ド・ラ・バロンヌの畑を主体にレ・クロト(1級ポリュゾの下)、レ・グリアッシュ(1級シャルムの下部)のリュー・ディのブドウが使用されています。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区シャンボール・ミュジニー村の村名ワインです。造り手はこの村を代表する造り手ジョルジュ・ルーミエで赤ワイン造りの名手と高い評価を受けており、現在購入が非常に困難です。今回のヴィンテージは2002年です。

今回のシャトー・パルメは1979年です。1979年は冬から春の天候はやや不良でしたが、6月21日より天候が回復、その後は順調に推移、10月3日より理想的な遅めの収穫が始まりました。この年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン58%、メルロ36%、プティ・ヴェルド4%、カベルネ・フラン2%とカベルネ・ソーヴィニヨンが通常より多めのヴィンテージです。

最後のデザートワインはソーテルヌ地区シャトー ド・マルです。50haの所有地のうち28haにブドウが植えられ年間3万本のワインが造られて、2001年のセパージュはセミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン28%、ミュスカデル2%でソーテルヌのグレート・ヴィンテージです。

 


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