今回のワインは全部で7種類です。
シャンパーニュは2種類です。
最初はシモン・セロスです。コート・デ・ブラン地区アヴィーズ(AVIZE)村に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)で4.8haの自社畑を所有しており、ブラン・ド・ブランのシャンパーニュを造っています。従兄弟のジャック・セロスと異なり樽は使用せずステンレスタンクにて醸造しています。今回は2013年(75%)と2011年(25%)のシャルドネ(アヴィーズ83%、クラマン10%、オジェ7%)をベースに使用したノン・ヴィンテージのシャンパーニュでマグナムボトルを用意しています。
次のランソンは1760年創業のグラン・マルクの一つでランス(REMIS)の本拠地を構えています。今回はゴールドラベルと名付けられたヴィンテージ・シャンパーニュですが、現在はこの呼び名を使用されていません(現在はミレジメと呼ばれています)。今回のヴィンテージは1996年でセパージュはピノ・ノワール53%、シャルドネ47%です。
白ワインも2種類です。
ひとつめはボルドー ぺサック・レオニャン地区のシャトー スミス・オー・ラフィットです。このシャトーは赤ワインのみの格付けですがソーヴィニョン・ブランを主体とする白ワインも高い評価を受けています。白ワイン用の畑は11haでソーヴィニヨン・ブラン90%、ソーヴィニヨン・グリ5%、セミヨン5%が植えられ、年間3万本が造られています。今回はパルメの会発足の年1994年です。(パルメの会在庫)
次はブルゴーニュ マコネ地区プイィ・フィッセ村のクロ・レイシエ2016年です。造り手はヴェルジソン村に本拠地を構えるバローでこの地区を代表的するドメーヌです。今回はシャントレ村の東斜面に位置する畑で、樹齢の高い樹のブドウから造られるヴイエーユ・ヴィーニュです。
赤ワインも2種類です。
ひとつめはボランジェが造るシャンパーニュ地方の非発泡ワイン コトー・シャンプノワです。ラ・コート・オー・ザンファンと名付けられた区画から造られたこのワインは、アイ村の急斜面の4haの自社畑に植えられたピノ・ノワールから優良年のみ造られています。今回は2009年でマグナムボトルを用意しています。
今回のパルメは1997年です。1997年は8月に暑く湿気が多いため、カビ類の病気にかかるリスクの高い夏で、収穫期のぶどう選別が重要な年でした。1997年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニョン55%、メルロ42%、プティ・ヴェルド3%でシャトーのホームページをみると「早めに楽しめる魅力あふれるヴィンテージ。」と記してあります。
最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトーリューセックです。75haの自社畑にはセミヨン92%、ソーヴィニヨン・ブラン5%、ミュスカデル3%が植えられおり、1998年はセミヨン94%、ソーヴィニヨン・ブラン3.5%、ミュスカデル2.5%から造られています。 |