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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはピエール・カロです。コートデ・デ・ブラン地区アヴィーズ村(AVIZE)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)でアヴィーズ、クラマン、シュイィなどを中心に7.25haの畑(5haをドメーヌ用、残りの2.25haはボランジェに売却)を所有しています。今回のレ・ザヴァはアヴィーズ村の0.4haの小区画に植えられた1951年植樹の高樹齢のシャルドネのみを使用しています。なお、ヴィンテージはシャンパーニュの優良ヴィンテージの2012年です。

次のセドリック・ブシャールは2000年設立のレコルタン・マニピュラン(RM)で、コート・デ・バール地区セル・シュル・ウルス村(CELLES−SUR−OURCE)に本拠地を構えており、単一区画、単一品種、単一ヴィンテージがこの造り手のコンセプトです。このキュヴェはヴァル・ヴィレーヌと呼ばれる小区画に植えられた樹齢40年のピノ・ノワールのみで造られたブラン・ド・ノワールで、ヴィンテージは名乗っていませんが2016年のぶどうで造られています。

白ワインも2種類です。

ひとつ目はボルドー ぺサック・レオニャン地区のシャトー スミス・オー・ラフィットです。このシャトーは赤ワインのみの格付けですがソーヴィニョン・ブランを主体とする白ワインも高い評価を受けています。白ワイン用の畑は11haでソーヴィニヨン・ブラン90%、ソーヴィニヨン・グリ5%、セミヨン5%が植えられ、年間3万本が造られています。今回はパルメの会発足の年1994年です。(パルメの会在庫)

次はマコネ地区の村名ワイン プイィ・フュイッセ ラ・ロシュです。造り手はマコネ地区ヴェルジソン村に拠点を置くダニエル・バローで評価の高い造り手です。自社畑は7haで、このうちラ・ロシュには0.3haを所有しており、ヴィンテージは2005年です。なお、このクリマは2020年から1級畑に昇格しています。(パルメの会在庫)

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ シャンボール・ミュジニー地区の村名ワインです。造り手はこの村に本拠地を構えるユドロ・バイエです。1981年設立ですが当初はネゴシアンにブドウを売却しており、1986年から自社で瓶詰を開始し高い評価を受けています。今回のヴィンテージは2009年で優良なヴィンテージです。(パルメの会在庫)

今回のシャトー パルメは1981年です。1981年の天候は収穫期前までは順調でしたが、収穫時に雨に見舞われたためワインが薄まった年です。この年のセパージュはカベルネソーヴィニヨン54%、メルロ37%、プティ・ヴェルド7%、カベルネ・フラン2%とカベルネ・ソーヴィニョン優位のヴィンテージです。

デザートワインはソーテルヌ地区バルザック村のシャトー クリマンです。31haの畑からセミヨン100%で造られるこのワインの平均生産本数は3万本で、イケムに次ぐ高い評価を受けています。今回のヴィンテージは1998年です。

 


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