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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類で共にマグナムボトルです。

最初のフランソワ・ビリオンはコート・デ・ブラン地区のル・メニル・シュル・オジェ村(LES MESNIL SUR OGER)を本拠地とするレコルタン・マニピュラン(RM)で、3haの自社畑から年間2万本を生産します。今回はシャルドネのみで造くられたブラン・ド・ブランのノン・ヴィンテージ シャンパーニュです。(ワイン係提供)

次はランス(REMIMS)に本拠地を構えるグラン・メゾンのひとつアンリオが造るロゼシャンパーニュです。現代美術を支援するためアンリオが創設した賞の受賞者にエチケットを描いてもらうために、世界中で400セット発売された限定品です。ロゼのグレート・ヴィンテージの1988年、1989年、1990年の3本が1セットで販売されました。今回の1988年のセパージュはピノ・ノワール60%、シャルドネ40%で、ドサージュは9gです。2002年にデゴルジュマンを行っています。

白ワインも2種類です。

ひとつめはボルドー ペサック・レオニャン地区のドメーヌ ド・シュバリエ2010年です。赤・白ワインとも格付けされていますが白ワインは生産量が非常に少なく赤ワインより高く評価されおり、飲み頃まで長い時間が必要です。白ワイン用の畑は5haで2010年はソーヴィニヨン・ブラン85%、セミヨン15%から造られています。

次はブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ地区ショレ・レ・ボーヌ村を本拠地とするトロ・ボーのブルゴーニュ・ブラン2017年です。この造り手は24haの自社畑から赤ワイン14種類、白ワイン2種類(コルトン・シャルルマーニュとブルゴーニュ・ブラン)を造っています。今回のブルゴーニュ・ブランはショレ・レ・ボーヌのACブルゴーニュの2区画、約1.8haから造られています。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはボランジェが造るシャンパーニュ地方の非発泡ワイン コトー・シャンプノアです。ラ・コート・オー・ザンファンと名付けられた区画から造られたこのワインは、アイ村の急斜面の自社畑(4ha)に植えられたピノ・ノワールから優良年のみ造られています。今回は2009年でマグナムボトルを用意しています。

今回のシャトーパルメは1992年です。1992年のボルドー赤ワインはことのほか湿気が多く、収穫期に雨、太陽、寒さが交互に入れ替わったため、ぶどうの実が完熟するのに困難でした。この年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ43%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド2%です。なお、今回のボトルは液面も高く、色調もクリアです。

最後のデザートワインはソーテルヌ地区ボンム村のシャトー ラフォリ・ペイラゲです。畑の広さは40haでセミヨン90%、ソーヴィニョン・ブラン5%、ミュスカ5%が植えられています、1990年はソーテルヌの貴腐ワインにとって1988年から続く3連続のグレート・ヴィンテージ最後の年です。

 


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