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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初はローラン・ペリエです。トゥール・シュル・マルヌ村(TOUR SUR MARNE)に設立されたネゴシアン・マニピュラン(NM)で自社畑は150haで年間生産量は780万本のグラン・マルクです。今回は同社のスタンダード・シャンパーニュのLPでシャルドネ45%、ピノ・ノワール40%、ピノ・ムニエ15%から構成されています。今回のボトルは5年程前に購入しセラーで保管のものです。

次のアンリ・ジローはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区アイ村(Ay)に本拠地を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)です。数年前までは日本への輸入は少量でしたが、ヨーロッパでの評価は高くでヨーロッパの王室などに愛用されていました。今回は創始者へのオーマジュとしてフランソワ・エマールと名付けられたキュヴェでアイ村のピノ・ノワール70%、シャルドネ30%で造られます。このボトルも5年程セラーで保管したものです。

白ワインも2種類で、ともにドメーヌ・ド・コント・ラフォンの当主ドミニク・ラフォンがBB&Rのサポートを受け2008年に立ち上げたオウン・レーベルのワインです。この新しいネゴシアンは実際の造りはドメーヌ物とほぼ同じで、醸造だけでなく、ブドウの栽培や収穫時期もドミニクが管理しています。

ひとつめはブルゴーニュ・ブラン2015年です。このワインはムルソーの古樹とピュリニー・モンラシェの下に位置する畑のブレンドです。コルクは2014年よりディアム30(30年間リコルク不要でTCAによる熟成前酸化を予防)を使用しています。

次はコート・ド・ボーヌ地区ムルソー村の村名ワイン レ・ナルヴォー2010年です。ナルヴォーの畑は1級畑ジュヌヴリエールの上部に位置するクリマで、2010年はこのクリマの最初のヴィンテージです。

赤ワインも2種類です。

最初はパルメ・ヒストリカル19thセンチュリー・ブレンドです。2004年にシラーを加えて造られた新たなパルメでカベルネ・ソーヴィニョンとメルロに北ローヌのシラーを加えて造られています。2007年のセパージュはカベルネソーヴィニヨン&メルロ88%にシラー12%です。(シャトーパルメご提供)

今回のシャトー・パルメは1997年です。1997年は8月に暑く湿気が多いため、カビ類の病気にかかるリスクの高い夏で、収穫期のぶどう選別が重要な年でした。シャトーのホームページをみると「早めに楽しめる魅力あふれるヴィンテージ。」と記してあります。

最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー・スデュイローです。畑の広さは92haでセミヨン90%、ソーヴィニヨン・ブラン10%が植えられており年間生産本数は約1万ケースです。1997年はソーテルヌの貴腐ワインにとって良好なヴィンテージです。

 


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