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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初はユリス・コランです。2003年にオリヴィエ・コランによりコート・デ・セザンヌ地区コンジィ村(CONGY)にレコルタン・マニピュラン(RM)として創設され2004年が最初のヴィンテージ(生産量5400本)です。このシャンパーニュはレ・ピエリエール(Les Pierrieres)と呼ばれるリューディ(小区画)に植えられた平均樹齢30年のシャルドネから造られ、ヴィンテージは名乗っていませんが2011年のブドウのみで造られています。

次のセドリック・ブシャールは2000年設立のレコルタン・マニピュラン(RM)で、コート・デ・バール地区セル・シュル・ウルス村(CELLES−SUR−OURCE)に本拠地を構えています。以前は父親所有の畑のぶどうを使用しておりアンフロレッサンスと名乗っていましたが、2014年出荷分よりローズ・ド・ジャンヌに統一されています。このキュヴェはヴァル・ヴィレーヌと呼ばれる小区画に植えられたピノ・ノワールのみで造られたブラン・ド・ノワールで、ヴィンテージは名乗っていませんが2013年のブドウで造られています。

白ワインも2種類です。

ひとつめはマコネ地区の村名ワイン プイィ・フュイッセ レ・クレイです。造り手はマコネ地区ヴェルジソン村に拠点を置くダニエル・エ・ジュリアン・バローで評価の高い造り手です。自社畑は8.5haでレ・クレイには0.6haを所有しており、ヴィンテージは2015年です。なお、レ・クレイの斜面は真南に向いており、ワインはリッチに仕上がる傾向がみられます。

次はコート・ド・ボーヌ地区シャサーニュ・モンラッシェ村の1級ワイン クロ・ド・ラ・マルトロワです。造り手のミシェル・ニーロンはこの村を代表する評価の高い造り手です。自社畑は7.5ha(白ワイン用5ha赤ワイン用2.5ha)でクロ・ド・ラ・マルトロワには白ワイン用に0.52ha(赤ワイン用は0.42ha)を所有しています。今回のヴィンテージは2006年です。(パルメの会ストック)

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区ジュヴレ・シャンベルタン村の村名ワインです。造り手はこの村を代表する造り手の一人ロシニョール・トラペです。自社畑は約13haで、今回のワインは平均樹齢50年の古樹のブドウから造られています。なお、2009年はグレート・ヴィンテージです。(パルメの会ストック)

今回のパルメは1999年です。1999年は春と7月に湿気の多さが続きましたが、1995年より始めたルット・レゾネの効果で夏の到来と共にぶどうは順調に成熟しました。この年カベルネ・ソーヴィニョンは糖分の自然濃縮が起こり、かつて到達したことのない異例の糖度を記録しています。ホームページをみると「円熟したリッチなヴィンテージ。」と記してあります。

最後のデザート・ワインはソーテルヌ地区のラ・トゥール・ブランシュ2003年です。現在、フランス農務省が管理・運営する37haの畑にはセミヨン 83%、ソーヴィニヨン・ブラン 12%、ミュスカデル 5%が植えられています。2003年はグレート・ヴィンテージで65452本が生産されています。

 


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