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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で8種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはビルカール・サルモンです。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のマレイユ・シュール・アイ村(MAREUIL・SUR・AY)に本拠地を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)で、年間生産量は約15万ケースです。今回はコート・デ・ブラン地区の5つの特級畑のシャルドネを使用したブラン・ド・ブランで2つの異なるヴィンテージから造られたノン・ヴィンテージシャンパーニュです。

次はルイ・ロデレールのブリュット・ナチュールです。ルイ・ロデレールはランス(REIMS)を本拠地とする年間生産量約260万本のグランド・メゾン(NM)です。今回のブリュット・ナチュールはルイ・ロデレールが初めて造ったドサージュ・ゼロのシャンパーニュで、生産された6万本は5カ国(仏、英、米、日、香港)にて販売されています。なお、セパージュはキュミエールのピノ・ノワール65%、シャルドネ35%でヴィンテージは2006年です。

白ワインは1種類です。

今回の白ワインは特級ワインのコルトン・シャルルマーニュです。造り手はボノー・デュ・マルトレイでルイ・ラトゥールとともにこの畑を代表する評価の高い造り手です。ペルナン・ヴェルジュレス村に醸造所を構えコルトン・シャルルマーニュには約9.5haの畑を所有しています。ヴィンテージは2004年です。

赤ワインは4種類で、いずれもグレート・ヴィンテージのシャトーパルメです。 最初のパルメは2010年です。2010年は理想的な天候で推移し、収穫期間も長期間に渡りました。パルメにとっても記念碑的なヴィンテージになると思われます。セパージュはとメルロ優位のパルメです。(シャトーパルメご提供)

次は2005年です。シャトーのホームページには「優れたヴィンテージを生んだ記録的に乾燥した年」(シャトーパルメご提供)

三番目は2000年です。2000年は収穫期に乾燥した天候が続き大変良好なぶどうが収穫されました。シャトーのホームページをみると「長熟型の力強いパルメワイン」

最後は1995年のマグナムボトルです。1995年はボルドーの赤ワインとしては非常に出来が良い年で、とくにカベルネ・ソーヴィニョンの評価の高い年です。このためパルメもカベルネ・ソーヴィニョンが51%と高い割合となっています。シャトーのホームページをみると「素晴らしいヴィンテージ。しかしあと数年の熟成が必要な古典的なメドック・ワイン」。セパージュはCS51%、M40%、CF9%とカベルネ・ソーヴィニョン優位ですが、カベルネ・フランが使用され、プティ・ヴェルドは使われていません。

最後のデザートワインはソーテルヌ地区シャトー スデュイローです。このワインはセミヨン90%、ソーヴィニヨン・ブラン10%から造られ、年間生産本数は約10万本です。今回の1976年は1970年代で最良のスデュイローと言われています。

 


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