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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはラ・ルネッサンスです。コート・デ・ブラン地区オジェ(OGER)村に本拠地を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)で、ル・メニル・シュル・オジェ、オジェ、アヴィーズ、シュィイ村とアイ村に約9haの自社畑を所有し、主としてブラン・ド・ブランのシャンパーニュを造っています。今回のキュヴェ・フルロンはオジェ村の斜面中腹に植えられたシャルドネからドザージュ3.5gで造られています。

次はマルゲ2006年です。マルゲはアンボネ(AMBONNEY)村に醸造所を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)で13.6haの自社畑を所有しています。2006年よりエルヴェ・ジェスタンのコンサルタントを受け造りが変化しています(2014年にコンサルタント契約を解消)。最近は区画ごとに瓶詰するリューディシリーズへと変化し高い評価を受けています。

白ワインも2種類です。

ひとつめはシャブリの1級ワイン モンテ・ド・トネルです。造り手のラヴノーはシャブリで最も評価の高いドメーヌで古樽にて熟成を行っているシャブリの代表的な造り手です。自社畑は6.7haで3つのグランクリュと6つの1級畑(モンテ・ド・トネルには3.5haを所有)に加え、近年には村名畑を購入しています。今回のヴィンテージは2001年です。

次はドメール・ルーロの当主ジャン・マルク・ルーロが造る村名ムルソー2011年です。ドメーヌ・ルーロは現在ムルソーの造り手で3本の指に入る高い評価を受けています(他の二人はコシュ・デュリとコント・ラフォンです)。このため、購入は非常に困難です。ほとんどのワインは区画名(リュー・ディ)で販売していますが、ラブ・レ・ロワから購入したクロ・ド・ラ・バロンヌ(コント・ラフォンも半分所有)の畑を主体にレ・クロト(1級ポリュゾの下)、レ・グリアッシュ(1級シャルムの下部)のリュー・ディのブドウが村名ワインとして販売されていると思われます。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ地区ヴォルネィ村の1級ワイン レ・カイユレ1996です。造り手はドメーヌ・ド・ラ・プスドールで、1996年はニコラ・ポテルの父親ジェラール・ポテル最後のヴィンテージで大変貴重なワインです。

今回のパルメは2006年です。2006年のボルドーは全体的に暑い年で激しい気象変動が目立ちました。8月に気温低下と雨に見舞われましたが8月末から9月10日には猛暑が戻り、ブドウの成熟が進行しました。この年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロ44%です(シャトーパルメご提供)

デザートワインは南アフリカ 西ケープ州で造られるクレイン・コンスタンシアのヴァン・ド・コンスタンスです。ぶどうの品種はミュスカ・デ・フロンティニャンで、フィロキセラ禍で一度絶滅したワインを1986年から復活させて造っています。今回のヴィンテージは評価の高い2007年です。

 


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