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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のミシェル・チュルジーはル・メニル・シュル・オジェ村(LES MESNIL SUR OGER)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)で6haの自社畑を構えています。今回のレゼルブ・セレクションはル・メニル・シュル・オジェのシャルドネのみから造られたブラン・ド・ブランのノン・ヴィンテージのシャンパーニュです。

次はフレデリック・エ・ロドルフ ミニエールです。シャンパーニュの最北端に位置するエルモンヴィル村(HERMONVILLE)のレコルタン・マニピュラン(RM)で8haの自社畑を所有しています。1990年代中頃にジャック・セロスで修業したのち、2005年に家業を継ぎ、2007年より元詰を開始し2015年が初リリースです。元詰用の畑は2haのみで、残りはネゴシアンに売却しており年間生産量は1万5千本程度です。今回のアンフリュアンスは2011年のブドウを中心(2011年が85%で残り15%が2012年)に造られ、セパージュはピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール35%、シャルドネ25%で生産本数はレギュラーボトル6430本、マグナムボトル80本と極わずかです。なお、ドサージュは5gです。

白ワインも2種類です。

ひとつめはシャトー ラ・ルーヴィエールです。ペサック・レオニャン地区に位置しており格付けされていませんが、良好なワインを造っています。白ワイン用の畑は15haで2012年はソーヴィニョン・ブラン90%、セミヨン10%から造られています。

次はシャブリの1級ワイン ビュトーです。造り手のラヴノーはシャブリで最も評価の高いドメーヌで古樽にて熟成を行っているシャブリの代表的な造り手です。自社畑は6.7haで3つのグランクリュと6つの1級畑(ビュトーには1.5haを所有)に加え、近年には村名畑を購入しています。今回のヴィンテージは1999年です。なお、ビュトーはモンマン名でも販売可能です。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区ニュイ・サン・ジョルジュの村名ワイン レ・ダモードです。造り手はこの村を拠点とするレシュノーです。レ・ダモードの畑はヴォーヌ・ロマネ村との境界に位置し、上部が村名、下部は1級畑です。レシュノーは村名畑(0.38ha)と1級畑(0.78ha)両方を所有しており、両者を混ぜて村名ワインで販売しています。今回のヴィンテージは1999年のマグナムボトルです。

今回のシャトー パルメは1991年です。1991年は4月に大寒波に見舞われ収量が減少した年です。また、収穫期に雨が多く困難な年でしたがパルメはぶどうの選別を厳しく行い優良はワインを造っています。ホームページには「気品があり円熟したワインは常に驚きをもたらす。」と記してあります。

今回のデザートワインはソーテルヌ村の格付け第一級のシャトー・ギロー1998年です。ソーテルヌ最大のシャトーの一つで、1981年にカナダ人のハミルトン・ナービイが買い取ってからは、葡萄を一粒、一粒摘むことや新樽を発酵、熟成ともに100%使うなど、徹底した品質優先のワイン造りを行っています。品種構成はセミヨン65%、ソーヴィニヨン・ブラン35%です。

 


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