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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類で共にノン・ヴィンテージのシャンパーニュです。

最初はピエール・カロです。コート・デ・ブラン地区のアヴィーズ村(AVIZE)に設立されたレコルタン・マニピュラン(RM)で自社畑はアヴィーズ、クラマン、シュイイ、グローヴ村に7.25ha(このうち5haをドメーヌで使用し、残りの2.25haはボランジェにブドウを売却)を所有しています。今回のディヴェリシテは特級格付け畑のアヴィーズ、クラマン、シュイイ村のシャルドネにリザーヴ・ワインを1/3加えて造られたこの造り手のスタンダード・シャンパーニュです。

次のラリエは1996年にアイ村(AY)に設立されたネゴシアン・マニピュラン(NM)で、2011年に醸造設備を更新し評価が上昇しています。今回はR.012Nと名付けられたキュヴェで、R012は2012年収穫のブドウをベース(全体の80%)、Nはノンドゼを表しドザージュ0gです(普通のキュヴェは8g)。なお、セパージュはピノ・ノワール62%、シャルドネ38%です。

白ワインも2種類です。

ひとつめはドメーヌ・ド・コント・ラフォンの当主ドミニク・ラフォンがBB&Rのサポートを受け2008年の立ち上げたオウン・レーベルのワインです。この新しいネゴシアンは実際の造りはドメーヌ物とほぼ同じで、醸造だけでなく、ブドウの栽培や収穫時期もドミニクが管理しています。今回の2014年はムルソーの古樹とピュリニー・モンラシェの下に位置する畑のブレンドです。コルクはこの年よりディアム30(30年間リコルク不要でTCAによる熟成前酸化を予防)を使用しています。(ワイン係提供)

次はピュリニー・モンラシェ1級ワイン クロ・ド・ラ・ムーシェールです。このワインはレ・ペリエールの一角を占め、ヴォルネイ村に醸造所を構えるジャン・ボワイヨ(2005年からはアンリ・ボワイヨ)の単独所有(モノポール)であり、畑の広さは3.9haです。ブドウの平均樹齢は60年以上で、今回のヴィンテージは2004年です。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュのコート・ド・ボーヌ地区 サヴィニ・レ・ボーヌ村の村名ワイン レ・プランショです。このワインは畑の持ち主のジャン・クロテ(元ミシュラン2つ星レストラン オステルリード・ルベルノアのオーナー)がエマニュエル・ルジェ(アンリ・ジャイエの甥)にメタヤージュで造ってもらっているワインです。今回は2001年のマグナムボトルです。

今回のパルメは1996年です。1996年はボルドー赤ワインにとって非常に出来が良い年で、とりわけカベルネ・ソーヴィニョンが良かった年です。このためパルメもカベルネ・ソーヴィニョンが55%(他のセパージュはメルロ 40%、カベルネ・フラン 4%、プティ・ヴェルド 1%)と高い割合になっています。

最後のデザート・ワインはソーテルヌ地区のラ・トゥール・ブランシュです。37haの畑にはセミヨン83%、ソーヴィニヨン・ブラン12%、ミュスカデル5%が植えられています。2001年はグレート・ヴィンテージで53800本が生産されています。

 

 


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