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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類でともにゴッセです。ゴッセは1584年にシャンパーニュ地方に設立された最も古い歴史をもつメゾンに一つです。以前アイ(AY)村を本拠地としていましたが醸造設備等が手狭になったため、現在はエペルネ(EPERUNAY)に本拠地を移した高い評価を受ける比較的小規模のネゴシアン・マニピュラン(NM)です。

最初はグラン・ブラン・ド・ブランで、アイ、ルーヴォワ、クラマン等の異なる地域のシャルドネをアッサンブラージュしたものです。ゴッセのセオリー通りマロラクティック発酵(MLF)は行わず、48か月の長期熟成を行っています。

次はこの造り手のスタイルが最もわかるグラン・レゼルヴで、アンボネイ村やアヴィーズ村等グラン・クリュのブドウが主体でマロラクティック発酵を行っていません。このため、若いうち多めのリンゴ酸を長期間にわたり瓶内熟成させることで次第に旨みに変化させています。一般的なシャンパーニュは15か月間熟成ですが、グランド・レゼルヴは平均で60か月以上の長期間の瓶内熟成を行っています。セパージュはシャルドネ43%、ピノ・ノワール42%、ピノ・ムニエ15%です。

白ワインも2種類です。

ひとつめはドメーヌ・ド・コント・ラフォンの当主ドミニク・ラフォンが2008年の立ち上げたオウン・レーベルの新しいネゴシアン(実際はドメーヌとほぼ同じで栽培も管理している)が造るブルゴーニュ・ブランです。今回のヴィンテージは2011年です。

次はシャサーニュ・モンラシェ村の1級ワイン レ・リュショットで造り手はこの村に本拠地を置くラモネです。ドメーヌ・ラモネはシャサーニュ・モンラシェ村を中心に約13haの畑を所有する評価の高い造り手で、この畑を1.18ha(全体で2.13ha)所有しています。今回のヴィンテージは2001年です。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区シャンボール・ミュジニー村の村名ワインです。造り手はこの村を代表する造り手ジョルジュ・ルーミエで赤ワイン造りの名手と高い評価をうけています。今回のヴィンテージは2011年です

今回のパルメは1994年でパルメの会発足の年です。1994年は9月に雨と低温に見舞われたため比較的困難な年とされていますが、ホームページには「バランスがよく、繊細さとエレガンスは注目値する」と記載されています。この年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ47%、プティ・ヴェルド2%、カベルネ・フラン1%です(シャトーパルメご提供)

最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー スデュイローです。このワインはセミヨン 90%、ソーヴィニヨン・ブラン 10%から造られ、年間生産本数は約10万本です。2001年はソーテルヌの貴腐ワインにとってグレート・ヴィンテージです。

 


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