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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初はユリス・コランです。2003年にオリヴィエ・コランによりコート・デ・セザンヌ地区コンジィ村(CONGY)にレコルタン・マニピュラン(RM)として創設され2004年が最初のヴィンテージ(生産量5400本)です。このシャンパーニュはレ・ピエリエール(Les Pierrieres)と呼ばれるリューディ(小区画)に植えられた平均樹齢30年のシャルドネから造られ、ヴィンテージは名乗っていませんが2010年のぶどうのみで造られています。

次はエペルネ(EPERNAY)に本拠地を構えるグラン・メゾンのひとつペリエ・ジュエです。年間250万本を出荷するネゴシアン・マニピュラン(NM)で65haの自社畑のうちグランクリュの割合は99.2%と高率を占めています。今回はボトルにアネモネが描かれたプレステージュ・キュヴェのベル・エポック1996年のマグナムボトルです。なお、ベル・エポックのセパージュはシャルドネ 50%、ピノノワール 45%、ピノムニエ 5%です。

白ワインも2種類です。

ひとつめはコート・ド・ボーヌ地区ムルソー村のムルソー レ・ナルヴォーで造り手はドミニク・ラフォンです。これはコント・ラフォンの当主ドミニク・ラフォンが2008年の立ち上げたオウン・レーベルの新しいネゴシアン(実際はドメーヌとほぼ同じで栽培も管理している)で、ナルヴォーは2010年が最初のヴィンテージです。

次もコート・ド・ボーヌ地区ムルソー村の1級ワイン ムルソー シャルムです。造り手はムルソー村に醸造所を構えるフランソワ・ミクルスキで評価の高い造り手です。1991年叔父のピエール・ボワイヨの畑を譲り受けて設立されており、1992年が初ヴィンテージです。自社畑は約8haでシャルムに0.8haを所有しおり、今回のヴィンテージは2002年です。
赤ワインも2種類です。

ひとつめはボルドー右岸サンテ・ミリオン地区のシャトー  リフです。ル・パンのオーナーのジャック・ティエンポンが2010年トロロン・モンドとラ・モンドットの近くに位置するブドウ畑を取得して造り始めました。8haの畑にはメルロ 70%、カベルネ・フラン 30%が植えられ、年間1000ケースを生産しています。今回の2011年は一部の顧客に対し試験的に販売されたため、正式な初ヴィンテージは2012年となっています。

今回のパルメは2003年です。2003年は猛暑で6月から8月にかけて40度を超える日がみられ、その結果、少ない収穫量で分厚い果皮の小粒のブドウが収穫されています。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン 68%、メルロ 20%、プティ・ヴェルド 12%で、こちらはマグナムボトルです。(シャトーパルメご提供)

最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー スデュイローです。このワインはセミヨン 90%、ソーヴィニヨン・ブラン 10%から造られ、1997年はソーテルヌの貴腐ワインにとって良好なヴィンテージです。

 


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