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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはユレ・フレールです。モンターニュ・ド・ランス地区リュード村(LUDES)に本拠地を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)ですが、実際はレコルタン・マニュピランです(相続のため親族に畑が分散)。現在、約10haの自社畑を所有しており、今回のイナタンジュはリュード村などモンターニュ・ド・ランス地区のシャルドネから造られたブラン・ド・ブランでヴィンテージは2010年です。

次はナタリー・ファルメで、2000年に家業を継いでワイン造りを始めたレコルタン・マニュピラン(RM)です。コート・デ・バールのルーブル・レ・ヴィーニュ村(ROUVRES−LES−VIGNES)に醸造所を構え、自社畑は3.5haでピノ・ノワール2.1ha、ピノ・ムニエ0.6ha、シャルドネ0.5haです。今回のブリュット・ナチュールは単一区画(ル・ヴァル・コルネ)のピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールでノン・ドゼです。なお、ノン・ヴィンテージ表記ですが20111年のブドウのみを使用しています。

白ワインも2種類です。

ひとつめはマコネ地区プイィ・ヴァンゼル村(有名なプイィ・フュッセ村の東に位置)のワインで畑の名前はレ・キャールです。造り手はラ・スフランディエールで高い評価を受けています。今回はキュベ・ミルランデと呼ばれる特別なワインで樹齢70年以上の結実不良のブドウから造られおり、ヴィンテージは2009年です。なお、今回はマグナムボトルです。

次はピュリニー・モンラシェ村の1級ワイン フォラティエールです。造り手はポール・ペルノでこの村に醸造所を構える評価の高いドメーヌです。自社場は16.19haでフォラティエールには3.1ha(全体で17.64ha)を所有しており、ブドウの樹齢は約50年です。今回のヴィンテージは2009年です。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはボランジェが造るシャンパーニュ地方の非発泡ワイン コトー・シャンプノアです。ラ・コート・オー・ザンファンと名付けられた区画から造られたこのワインは、アイ村の急斜面の自社畑(4ha)に植えられたピノ・ノワールから優良年のみ造られています。今回は2009年でマグナムボトルを用意しています。

今回のパルメは2005年です。シャトーのホームページには「優れたヴィンテージを生んだ記録的に乾燥した年」と記載されています。2005年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニョン53%、メルロ40%、プチ・ヴェルド7%です。(シャトーパルメご提供)

最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー・ド・ファルグです。このシャトーは格付けされていませんが、長い間イケムを所有していたリュル・サリュース家が現在も所有しており、イケムと同じ造り方をしています。ファルグはイケムより低収量で、ブドウに樹1本からグラス2/3杯と言われています(イケムはグラス1杯)。畑の広さは14haでセミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン20%が植えられており、年間の平均生産本数は1万5千本です。今回のヴィンテージは2003年でソーテルヌの優良なヴィンテージです。

 


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