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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で6種類です。

シャンパーニュは2種類でともにクレモン・ペルスヴァルです。クレモン・ペルスヴァルは学校卒業後にジャック・セロス等で研修し2010年父親から3.3haの畑を引き継ぎモンターニュ・ド・ランス地区シャムリ村(CHAMERY)に設立された新しいレコルタン・マニピュラン(RM)です。所有する畑は主に3つの異なる土壌からなり、上部には粘土質土壌、そこから50mくらいゆるやかな斜面を下ると砂利土壌、さらに下方には白色石灰を含む粘土石灰土壌となっています。

最初のレゼルブは所有する下方部分の石灰質土壌に植えられたシャルドネのみから造られたブラン・ド・ブランで年間生産本数は約2000本です。
次はプリヴィレージュで、シャムリ村の粘土質主体の土壌に植えられた平均樹齢40年以上の黒ブドウから造るブラン・ド・ノワールのシャンパーニュで、セパージュはピノ・ノワール64%、ピノ・ムニエ36%です。年間生産本数は約4000本です。

白ワインは1種類です。

今回の白ワインはシャブリの特級ワイン クロ(レ・クロ)です。造り手のラヴノーはシャブリで最も評価の高いドメーヌで、現在も古樽にて熟成を行っている代表的な造り手です。自社畑は9.29haで、以前は特級(3つ)および1級畑(6つ)のみでしたが、2007年からは村名ワイン(0.95ha)も生産しています。レ・クロの畑の広さは26.96haで、このうちラヴノーは斜面中腹に0.54haを所有しており平均樹齢は45年です。今回のヴィンテージは2000年です。

赤ワインは2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ地区ボーヌ村の1級ワイン クロ・デ・ズルシュールです。ボーヌの大手ネゴシアン ルイ・ジャドが1826年より単独所有(モノポール)し、畑はヴィーニュ・フランシュ(Les Vignes Franches)を囲む壁に接した一角あり、広さは2.75haです。今回のヴィンテージは優良年の1995年でマグナムボトルです。

今回のシャトーパルメは2000年です。2000年の春は湿気が多く、ぶどう畑では慎重で注意深い手入れが必要でしたが、7月半ばから本格的な夏となり収穫期まで乾燥した天気が続き偉大なワインが生まれています。この年のアサンブラージュはカベルネ・ソーヴィニョン53%、メルロ43%でシャトーパルメのホームページをみると「長熟型で力強いパルメワイン」と記してあり2040年以降まで熟成可能と記されています。

デザートワインはソーテルヌ地区バルザック村のシャトー クリマンです。31haの畑からセミヨン100%で造られるこのワインの平均生産本数は3万本で、イケムに次ぐ高い評価を受けています。今回のヴィンテージは1998年です。

 


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