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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初はユリス・コランです。2003年にオリヴィエ・コランによりコート・デ・セザンヌ地区コンジィ村(CONGY)にレコルタン・マニピュラン(RM)として創設され2004年が最初のヴィンテージ(生産量5400本)です。このシャンパーニュはレ・ピエリエール(Les Pierrieres)といわれるリューディ(小区画)に植わる平均樹齢30年のシャルドネから造られ、ヴィンテージは表記されていませんが2006年のぶどうのみで造られています。

次のセドリック・ブシャールは2000年設立のレコルタン・マニピュラン(RM)で、コート・デ・バール地区セル・シュル・ウルス村(CELLES−SUR−OURCE)に本拠地を構えています。今回のアンフロレッサンス(父親所有の畑のぶどうを使用)ラ・パーセルはコート・ド・ベシャランと呼ばれる小区画に植えられたピノ・ノワールのみで造られたブラン・ド・ノワールです。こちらもヴィンテージは表記されていませんが2006年のぶどうのみで造られています。

白ワインも2種類です。

ひとつめはクメウ・リヴァーです。このワイナリーは1944年にユーゴスラビアからニュージーランドへ移住したブラコヴィッチ一家がオークランドから北西に約20キロ離れたクメウ地区に設立しました。2000年頃より注目され、とくにシャルドネの評価が高い造り手です。今回はコディントンと呼ばれる区画に植えられたシャルドネから造られており、ヴィンテージは2011年です。

次はブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ地区ムルソー村の村名ワイン レ・シュヴァリエールで、造り手はコシュ・デュリの甥でムルソー村の本拠地を構えるジャン・フィリップ・フィシェです。フィシェは評価の高い造り手でこのリュディー(全体で8.78ha)に0.86haを所有し、ブドウの樹齢は25〜55年です。今回のヴィンテージは2008年です。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ地区のサヴィニー・レ・ボーヌ村に醸造所を構えるシモン・ビーズで、今回はこの造り手を代表する1級畑のオー・ヴェルジュレスの2005年です。2005年のブルゴーニュは天候に恵まれ非常に良好なワインを造っています。

今回のシャトーパルメは1992年です。1992年のボルドー赤ワインはことのほか湿気が多く、収穫期に雨、太陽、寒さが交互に入れ替わったため、ぶどうの実が完熟するのに困難でした。ホームページには「今既に魅力あふれる美しいワイン。」と記してあり、セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロ43%、カベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド2%です。

デザートワインは南アフリカ 西ケープ州で造られるクレイン・コンスタンシアのヴァン・ド・コンスタンスです。ぶどうの品種はミュスカ・デ・フロンティニャンで、フィロキセラ禍で一度絶滅したワインを1986年から復活させて造っています。今回のヴィンテージは評価の高い2007年です。

 


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