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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはルグラです。コート・デ・ブラン地区シュイィ村(CHOUILLY)に醸造所を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)でブラン・ド・ブランのシャンパーニュのみを造っています。現在、14haの自社畑と10haの契約畑から年間約20万本を生産しています。今回は同社のスタンダード・シャンパーニュのブラン・ド・ブランです。

次のジャクソンはヴァル・ド・ラ・マルヌのディジー村(DIZY)に醸造所構えるネゴシアン・マニュピュラン(NM)です。今回のキュヴェ738は2010年の主体としたシャンパーニュでドサージュは3.5gで、例年よりシャルドネの割合が高くなっています(シャルドネ61%、ピノ・ノワール18%、ピノムニエ21%)。

白ワインも2種類です。

ひとつめは南仏バンドールのロゼワインで、造り手はドメーヌ・オットが運営するシャトー・ロマサンです。ワイン名はクール・ド・グレンで、ブドウの品種はバンドールの主要品種のムールヴェードル(約60%)とサンソー、グルナッシュです。ヴィンテージは2010年です。

次はコート・ド・ニュイ モレ・サン・ドニ村の1級ワイン クロ・デ・モン・リュイザンです。このワインは80%を古木のアリゴテ、残りの20%をシャルドネから造っており、以前はピノ・ブランも使用していましたが、現在この区画はピノ・ノワールに改植されています。造り手はモレ・サン・ドニを本拠地とするポンソで高い評価を受けています。ヴィンテージは1999年です。なお、このワインは2005年からはアリゴテ100%で造られています。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはレオン・バラルが造るラングドック・ルーションのフォジェール・ヴァリニエルです。ヴァリニエルはこの造り手の最上級キュヴェでムールヴェードル80%、シラー20%から造られバリックで24ヶ月熟成させて仕上げています。ヴィンテージは2004年です。

今回のパルメは2003年です。2003年は猛暑で6月から8月には40度を超える日もみられ、その結果、少ない収穫量で分厚い果皮の小粒のブドウが収穫されています。収穫日も過去60年間で1989年に次ぐ早摘の年でメルロの収穫は9月8日に始まっています。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン68%、メルロ20%、プティ・ヴェルド12%です。

最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー ド・マルで、27haの畑から年間5万本のワインが造られています。2001年はセミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン28%、ミュスカデル2%から造られ、甘口白ワインのグレート・ヴィンテージです。

 


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