今回のワインは全部で7種類です。
シャンパーニュは2種類です。
最初はヴーヴ・フルニです。コート・デ・ブラン地区ヴェルテュ村(VERTUS)に醸造所を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)で75%が自社畑ですが、残りの25%も親戚に分割された区画のブドウを購入しており、実際はレコルタン・マニュピラン(RM)です。今回はブラン・ド・ブランのブリュット・ナチュールでドサージュは0gです。
次のクレモン・ペルスヴァルはジャック・セロスで研修後の2010年に父親から4haの畑を引き継ぎモンターニュ・ド・ランス地区シャムリ村(CHAMERY)に設立された新しいレコルタン・マニュピラン(RM)です。今回はスタンダード・シャンパーニュのトラディションでピノ・ムニエ50%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ30%で造られています。
白ワインも2種類です。
ひとつめはマコネ地区の村名ワイン プイィ・フュイッセ ラ・ロシュです。造り手はマコネ地区ヴェルジソン村に拠点を置くダニエル・バローで評価の高い造り手です。自社畑は7haで、このうちラ・ロシュには0.3haを所有しており、ヴィンテージは2005年です。
次はコート・ド・ボーヌ地区ムルソー村の1級ワイン レ・ペリエールです。造り手のヴァンサン・ダンセールはシャサーニュ・モンラシェ村に醸造所を構える高評価の造り手で1996年が初ヴィンテージです。レ・ペリエーはムルソー村で最も評価の高い畑で、今回のヴィンテージは2002年です。
赤ワインも2種類です。
ひとつめはコート・ド・ニュイ地区ヴォーヌ・ロマネ村の1級ワイン レ・ショームです。造り手はこの村を本拠地とするジャン・タルディで評価の高い造り手です。レ・ショームはニュイ・サン・ジョルジュとの境界に位置する畑でメオ・カミュゼからのメタヤージュで造っていたため2007年が最後のヴィンテージとなっています。今回のヴィンテージは2004年です。
今回のシャトーパルメは1995年です。1995年はボルドーの赤ワインとしては非常に出来が良い年で、とくにメルロの評価の高い年です。このためパルメもメルロが51%と高い割合となっています。シャトーのホームページをみると「素晴らしいヴィンテージ。しかしあと数年の熟成が必要な古典的なメドック・ワイン」と記してあります。
最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー・リューセックです。1994年よりラフィット・ロートシルトが経営しており93haの畑からイケムに次ぐ評価を受けるワインを造っています。今回のヴィンテージは1999年でセパージュはセミヨン95%、ソーヴィニヨン・ブラン4%、ミュスカデル1%です。 |