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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはフランシス・ブラールです。以前は兄弟にてレイモン・ブラールとしてシャンパーニュを造っていましたが、兄弟で方針が異なったため2009年より単独でモンターニュ・ド・ランス地区北西部のコルミシィ村(CORMICY)に醸造所を構えています。エチケットはネゴシアン・マニピュラン(NM)ですが、所有畑は3haの小規模家族経営の造り手でブドウのほとんどは自家畑からです(実質はレコルタン・マニピュラン)。今回はビオディナミ栽培のシャルドネのみで造られるブラン・ド・ブランでオーク樽にて発酵・熟成を行いドサージュはゼロです。また、ヴィンテージは表記されていませんが2010年のブドウのみから造られています。

次のルイ・ニケーズはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区オーヴィレール村(HAUTVILLERS)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)で、2012年にジャック・セロスで栽培、醸造を担当したクレモン氏が加わり評価が上がっています。今回はスタンダード・シャンパーニュのブリュット・レゼルブでセパージュはシャルドネ40%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ30%で造られています。

白ワインも2種類です。

ひとつめはコート・ド・ボーヌ地区ムルソー村の村名ワイン レ・シュヴァリエールで、造り手はコシュ・デュリの甥でムルソー村の本拠地を構えるジャン・フィリップ・フィシェです。フィシェは評価の高い造り手でこのリュディー(全体で8.78ha)に0.86haを所有し、ブドウの樹齢は25〜55年です。今回のヴィンテージは2008年です。

次はシャサーニュ・モンラシェ村の1級ワイン レ・カイユレです。造り手はこの村に本拠地を置くラモネでピュリニー・モンラシェ村、シャサーニュ・モンラシェ村に合わせて17ha(赤7ha、白10ha)の畑を所有しており、非常に評価の高い造り手です。ラモネはこの1級畑に0.4haを所有し、平均樹齢約35年で、今回のヴィンテージは2002年です。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区シャンボール・ミュジニー村の村名ワインです。造り手はこの村を代表する造り手ジョルジュ・ルーミエで赤ワイン造りの名手と評価されています。今回のヴィンテージは2006年です

今回のパルメは2006年です。2006年のボルドーは全体的に暑い年で激しい気象変動が目立ちました。8月に気温低下と雨に見舞われましたが8月末から9月10日には猛暑が戻り、ブドウの成熟が進行しました。この年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロ44%です(シャトーパルメご提供)

最後のデザートワインはソーテルヌ地区ボンム村のシャトー ラフォーリ・ペイラゲイです。畑にはセミヨン90%、ソーヴィニョン・ブラン8%、ミュスカデル2%が栽培され年間6500ケースを生産しています。今回の2001年はソーテルヌにとってグレート・ヴィンテージです。

 


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