シャンパンは2種類です。
1本目はメニル協同組合がつくるブラン・ド・ブランです。非常に高品質のシャンパンを生産している協同組合です。2002年は1990年以降、最も優れたヴィンテージになると言われています。2本目のブノア・ライエはブジー村(BOUZY)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)で4.75haの畑を所有し、年間4万本を生産しています。所有する畑はブジーが3.5haと最も大きく、残りはアンボネや1級畑のトキシエールです。2007年にはエコセールの認証(ビオデナミ)を受けています。今回のシャンパーニュはブジーのブラン・ド・ノワールから造られたプレステージュです。
白ワインも2種類です。
最初はボルドーの白ワインです。このワインはボルドー大学の教授でエノロジストのドニ・デュブルデューが1980年代にグラーブ地区の南部、プジョリス・サ・シロン村に設立したワイナリーです。葡萄品種はソーヴィニヨン・ブラン45%、セミヨン45%、ミュスカデル10%からなります。二番目の白はブルゴーニュの特級コルトン・シャルルマーニュです。 造り手のブシャール社は1730年創業で、コートドール地区に95haもの自社畑を持ち、そのうち71haは特級と一級からなります。
ブルゴーニュの赤はヴォーヌ・ロマネに本拠をおくドメーヌ、シルヴァン・カティアールです。マルコンソールは特級ラ・ターシェの隣にある一級畑ですが、カティアールはその最良のパーセル(区画)を所有しています。現当主のシルヴァンはマスコミ嫌いで知られ、あまり世間に知られていませんでしたが、有名な星つきレストランにオンリストにされている通り、その実力は折り紙付きです。1996年はブルゴーニュの当たり年です。
パルメは1967年です。この年は一般的にはオフ・ヴィンテージとされ、すでに飲み頃を過ぎたワインがほとんどですが、シャトーのHPによると「今が飲み頃の魅力に満ちたすてきなヴィンテージ」とあります。9月、10月の悪天候が葡萄の成熟を妨げた年ですが、パルメは選果をしっかりと行い、素晴らしいワインを作りました。
最後のデザートワインのクリマンはソーテルヌ地区バルザック村に醸造所を構え、イケムに次ぐ高い評価を受けるシャトーです。31haの畑にはセミヨンが100%植えられ、平均樹齢は35年でグラン・ヴァンは平均3万本造られています。今回のヴィンテージの2003年はソーテルヌのグレート・ヴィンテージでエレガントなクリマンではなく、力強いクリマンとなっています。
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