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今回のワインの解説 

 

シャンパンは2種類です。いずれも女性醸造家の手によるものです。

最初はコート・デ・ブラン地区ル・メニル・シュール・オジェ村の造り手、ピエール・モンキュイです。100年以上も続くレコルタン=マニュピランで、1928年から自ら瓶詰めを開始しました。このワインはグラン・クリュ100%から作られるブラン・ド・ブランです。

2本目はモンターニュ・ド・ランス地区アンボネイ村の造り手アラン・スーティランです。1970年創業と比較的新しい造り手ですが、ミシュランの3つ星レストランにオンリストされるなど、高い評価を得ています。このワインはピノノワールのみで作られるブラン・ド・ノワールです。

白ワインも2種類です。

最初はマコン地区の優れた造り手ダニエル・バローの作るプイィ・フュッセです。

2番目はコート・ド・ボーヌ地区ヴォルネィ村に本拠地を置くドメーヌ、ジャン・ボワイヨ(現在はアンリ・ボワイヨ)のモノポール(単独所有畑)、ピュリニー・モンラッシェ・クロ・ド・ラ・ムーシェールです。3.9haのこの畑は一級畑ペリエールの一角に位置し、1939年までは牧草地でした。この畑はクロ・ド・ラ・ガレンヌの下方にあり、南はクラヴァイヨン、東はレ・ペリエールと境を接しており、樹齢60年以上の老樹のぶどうから造られています。

ブルゴーニュの赤はヴォーヌ・ロマネ村の名門、グロ一族のドメーヌの一つ、ミッシェル・グロです。1996年のブルゴーニュは赤ワイン、白ワイン共に優良年とされています。クロ・ド・レアはこのドメーヌのモノポールです。

パルメは91年です。1991年は4月21日に1945年以来の最も壊滅的な寒波に見舞われました。この寒波のせいで、地方によって収穫量の20%〜80%の損失があり、それに加えて、収穫時期に激しい雨が降り、残りのブドウの完熟を妨げました。こうした難しい状況だったので、果実の味がよくしっかりとした、構造のあるワインにするために、ブドウの選別は極度に厳しく行われました。セパージュ構成はCS58%、M36%、CF4%です。

最後のデザートワインはシャトー・リューセックです。シャトー・ラフィット・ロートシルトを所有すドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトが所有しています。セパージュ構成はセミヨン92%、ソーヴィニヨン・ブラン5%、ミュスカデル3%です。2001年はソーテルヌの当たり年です。このワインにロバート・パーカーは99点の評価を与えています。

 


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