今回のワインは全部で7種類です。
最初はヴァン・ムスーとシャンパーニュです。
ヴァン・ムスーはヴィニョーブル・ギョームが造るブリュット セデュクションです。この造り手はフランシュ・コンテ地方シャルセンヌ村(ディジョンから東に約50km)に本拠地を構えており、今回は平均樹齢35年のシャルドネのみで造られたブラン・ド・ブランです。また、表記はありませんが単一収穫年のぶどうのみで造るヴィンテージ・ワインです。
シャンパーニュはジュール・ラサールです。モンターニュ・ド・ランス地区シニー・レ・ローズ村(CHIGNY−LES−ROSES)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)で自社畑は11.2haです。今回はプレフェランスと呼ばれる同社のスタンダード・シャンパーニュでピノ・ムニエ60%、ピノ・ノワール20%、シャルドネ20%を使用しています。
白ワインは2種類です。
ひとつめはシャブリの1級ワイン ラ・フォレです。造り手のヴァンサン ド−ヴィサはラヴノーとともにシャブリで最も評価の高いドメーヌで、年々入手が困難となっています。自社畑の広さは12haで、このうちラ・フォレにはアペラシオンの約3分の1を占める4.5haを所有しています。今回のヴィンテージは2004年です。
次はコート・ド・ボーヌ地区の特級ワイン コルトン・シャルルマーニュです。造り手はマリュウス・ドラルシュでペルナン・ヴェルジュレス村に醸造所を構える評価の高いドメーヌです。コルトン・シャルルマーニュには約1haの畑を所有しており、今回のヴィンテージは2001年です。
赤ワインも2種類です。
ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区ジュヴレ・シャンンベルタン村の村名ワインです。このワインはヴィエイユ・ヴィーニュと表記されており、樹齢の高い樹から収穫されたぶどうのみで造られています。造り手はジュヴレ・シャンベルタン村を本拠地とするフィリップ・シャルロパン・パリゾーで非常に高い評価を得ています。1996年はブルゴーニュの赤ワインにとってグレート・ヴィンテージです。
今回のシャトーパルメは約25年が経過した1986年です。1986年はボルドー赤ワインとしては非常に出来がよい年ですがタンニンが豊富なため熟成に時間が必要と言われています。シャトーのホームページをみると「収穫をとても遅らせたことが成功のカギとなったヴィンテージ」と記してあります。
最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー スデュイローです。このワインはセミヨン90%、ソーヴィニヨン・ブラン10%から造られ、年間生産本数は約10万本です。2001年はソーテルヌのグレート・ヴィンテージです。
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