今回のワインは全部で7種類です。
シャンパーニュは2種類です。
最初はG.H.マムです。ランス(REIMS)に本拠地を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)で年間生産量は約800万本と世界シェア3位のグランド・マルクです。今回はコルドン・ルージュと呼ばれる同社のスタンダード・シャンパーニュでピノ・ノワール45%、シャルドネ30%、ピノ・ムニエ25%から造られるノン・ヴィンテージ シャンパーニュです。
次はエリザベス・アヴリルです。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区アイ村(AY)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)のアンリ・グトルブ(HENRI GOUTORBE)が造るノン・ヴィンテージのシャンパーニュです。このシャンパーニュは主としてイギリスに出荷されるキュヴェでピノ・ノワール75%、シャルドネ25%から造られています。
白ワインも2種類でともにブルゴーニュです。
ひとつめはシャブリの1級ワイン ヴァイヨンです。造り手のルネ&ヴァンサン ド−ヴィサはラヴノーとともにシャブリで最も評価の高いドメーヌで、現在でも木樽を用いて熟成を行っています。自社畑は11haでその中にはグラン・クリュのレ・クロとレ・プルーズも含まれています。ヴィンテージは2002年です。
残りはムルソー村の村名ワイン ナルヴォーで造り手のパトリック・ジャヴィリエはムルソー村を本拠地として高い評価を得ています。現在は10haの自社畑を所有しておりヴィンテージは1999年です。
赤ワインも2種類です。
ひとつめはブルゴーニュ コート・ド・ニュイ地区シャンボール・ミュジニー村の1級ワインです。造り手はボーヌに本拠地を構えるジョゼフ・ドルーアンで高い評価を受けています。今回はドメーヌ物ワインで4つの1級畑(Les Noiros、Les Plantes、Aux Combottos、Les Hauts−Doixで計1.5ha)から造られています。ヴィンテージは1993年です。
今回のシャトーパルメは1992年です。1992年のボルドー赤ワインはことのほか湿気が多く、収穫期に雨、太陽、寒さが交互に入れ替わったため、ぶどうの実が完熟するのに困難でした。シャトーパルメのホームページをみると「今既に魅力あふれる美しいワイン。」と記してあります。
最後のワインはアルザスワインです。ゲヴュルツトラミネールから造ったサン・ティポリット(村の名前)と呼ばれるワインで造り手はマルセル・ダイスです。マルセル・ダイスはアルザスで最も評価の高い造り手で27haの畑を所有しています。2001年は甘口ワインとして造られています。
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