今回のワインは全部で8種類です。
シャンパーニュは3種類です。
最初のシャンパーニュはモエ・エ・シャンドンのブリュット・アンペリアルです。モエ・エ・シャンドンはエペルネ(EPERNAY)に設立されたネゴシアン・マニピュラン(NM)で最も年間生産量(3000万本)が多いメゾンです。
次はヴーヴ・エレオノールです。コート・デ・ブラン地区オジェ村(ORGE)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)でオジェに8haの自社畑を所有しています。今回はキュヴェ シンフォニ・ドートンヌと呼ばれるブラン・ド・ブランのノン・ヴィンテージ シャンパーニュで2001年と2002年のシャルドネから造られています。
3本目はゴセ・ブラバンでヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区アイ村(AY)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)で年間生産量は5万5千本です。今回はレゼルヴでピノ・ノワール80%、シャルドネ20%で構成されています。
白ワインは2種類でともにブルゴーニュです。
最初はシャサーニュ・モンラシェ村の村名ワインです。造り手はこの村に本拠地を置くラモネでピュリニー・モンラシェ村、シャサーニュ・モンラシェ村に合わせて13.96haの畑を所有しており、非常に評価の高い造り手です。この村名の白ワイン畑は広さ0.9ha、平均樹齢45年です。ヴィンテージは2002年です。
次はピュリニー・モンラッシェ村の1級ワイン レ・カイユレでこの畑はモンラッシェの隣に位置しています。造り手はムルソー村を本拠地とするイヴ・ボワイエ・マルトノで高い評価を受けています。ヴィンテージは1997年です。
赤ワインも2種類です。
ひとつめはコート・シャロネーズ地区 ジヴリ村の1級ワイン プティ・マロールです。造り手はフランソワ・ルンプでこの村を代表する造り手です。ジヴリ村に醸造所を構え6.5haの畑(ピノ・ノワール5ha、シャルドネ1.5ha)を所有し年間3万5千本のワインを生産しています。ヴィンテージは評価の高い2002年です。
今回のシャトーパルメは1994年です。この年、ボルドー赤ワインは収穫期に低温で雨が多く、やや困難な年と言われています。パルメのホームページでは「今から賞味できる、素敵なヴィンテージ。寝かせておけば更に良くなる見込み。バランスよく、繊細さとエレガンスは注目に値する。」(2000年1月のテイスティングコメント)と記してあります。
デザートワインはグザヴィエ・コペル氏が1996年ボルドーに設立したネゴシアンのプリモ・パラテゥームです。ソーテルヌ地区(シャトー・デュケムに隣接する畑)の樹齢50年以上の古木から低収量で造られたワインです。ヴィンテージは2003年でソーテルヌ地区のグレート・ヴィンテージです。 |