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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはピエール・モンキュイです。コート・デ・ブラン地区ル・メニル・シュール・オジェ村(LES MESNIL SUR OGER)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)です。現在、19haの自社畑(内メニルに15ha)を所有しており、今回のキュヴェ・ドゥルスはル・メニル・シュール・オジェ村の平均樹齢50年のシャルドネから造られています。

次のゴッセは以前アイ(AY)村を本拠地としていましたが醸造設備等が手狭になったため、現在はエペルネ(EPERUNAY)に本拠地を移した高い評価を受けるネゴシアン・マニピュラン(NM)です。今回のキャーンザン・ド・カーヴ・ア・ミニマは前醸造長ジャン・ピエール・マレネが1990年代の優良年のブドウを使用し、1999年に瓶詰し15年間の瓶内熟成を経て2016年に発売したスペシャル・キュヴェです。セパージュはアイ、マレイ・シュール・アイ、アンボネ村のピノ・ノワール40%とル・メニル・シュール・オジェ、クラマン、ヴィレール・マルムリー村のシャルドネ60%で、マロラクティック発酵をしていません。

白ワインも2種類です。

白ワインはマコネ地区の村名ワイン マコン・ピエールクロ ル・シャヴィニュです。造り手はマコネ地区ヴェルジソン村に拠点を置くギュファン・エナンで、この地区の白ワイン評価を高めたドメーヌです(この造り手のネゴシアン部門がヴェルジェです)。このドメーヌはヴェルジソン、ピエールクロ、ダバイエ村に5.3haでの自社畑を所有しており、マコン・ピエールクロ、サン・ヴェラン、プィイ・フュイッセ計7銘柄、2万5千本を生産しています。ピエールクロ村には3.3haを所有し、ブドウの樹齢は10年から80年です。今回のヴィンテージは2012年です。

次はピュリニー・モンラシェ村の1級ワイン レ・ピュセルです。造り手はヴォルネイ村に醸造所を構えるジャン・ボワイヨ(2005年からはアンリ・ボワイヨ)で約15haの自社畑を所有しています。ピュセルは1級畑でも最も評価の高い区画で6.76haの内ジャン・ボワイヨは0.65haを所有しています。今回のヴィンテージは2002年です。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはシャトー オー・ベルジェイです。ペサック・レオニャン地区に位置するこのシャトーは格付けされていませんが1990年代にカティヤール家が所有してから評価が高まっています。赤ワイン用の畑は23haでカベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ30%が植えられ、年間生産量は約6万本です。今回のヴィンテージは優良年の2010年です。

今回のシャトーパルメは2001年です。7月は雨が多く涼しい気候でしたが8月は適度に暑くぶどうの出来は非常に良好でした。ホームページには「テロワールの特徴をとても良くあらわしたパルメで熟成期間中や瓶詰め後にさらに豊かになった。」と記してあります。

最後のデザート・ワインはソーテルヌ バルザック地区のシャトー クーテです。38.5haの畑にはセミヨン75%、ソーヴィニヨン・ブラン21%、ミュスカデル2%が植えられています。2001年はソーテルヌのグレート・ヴィンテージでセパージュはセミヨン90%、ソーヴィニヨン・ブラン9%、ミュスカデル1%です。

 


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