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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で9種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初はジャン・ルイ・ヴェルニョンでコート・デ・ブラン地区ル・メニル・シュール・オジェ(LE MESNIL-SUR-OGER)村に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)です。自社畑は5haで、今回のコンヴェルサシオンはアヴィーズを主体にル・メニル・シュール・オジェ、オジェを加えています。ぶどうは2006年シャルドネをベースにリザーブワインを25%混ぜ、ドサージュ6gで造られたブラン・ド・ブランのノン・ヴィンテージです。

次はネゴシアン・マニピュラン(NM)のモエ・エ・シャンドンが造るプレステージ・シャンパーニュのドン・ペリニヨンの2004年です。2004年のシャンパーニュ地方は気候に恵まれました。ドン・ペリニヨンは特級格付けの自社畑のピノ・ノワール(PN)とシャルドネ(CH)から造られ、セパージュは公開されていませんがインターネット上には2004年はPN53%、CH47%と記載がみられます。

白ワインも2種類です。

ひとつめはコート・ド・ボーヌ地区のコルトン・シャルルマーニュです。造り手はボーヌの大手ネゴシアン ブシャールでコルトン・シャルルマーニュに3.25haを所有しています。ヴィンテージは酷暑の2003年です。

次はコート・ド・ボーヌ地区ピュリニー・モンラッシェ村の1級ワイン レ・ルフェールです。造り手はムルソー村に醸造所を構えるアルノー・アントで評価の高い造り手です。ムルソー・シャルムに接するこの畑は広さ5.52haでアルノー・アントは0.22haを所有しヴィンテージは2008年です。

パルメは4種類です。

最初のパルメは2006年です。2006年のボルドーは全体的に暑い年で激しい気象変動が目立ちました。8月に気温低下と雨に見舞われましたが8月末から9月10日には猛暑が戻り、ブドウの成熟が進行しました。この年のセパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロ44%です今回はシャトーよりマグナムボトルで提供を受けました。(シャトーパルメご提供)

次のパルメは2003年です。2003年は猛暑で6月から8月には40度を超える日もみられ、その結果、少ない収穫量で分厚い果皮の小粒のブドウが収穫されています。収穫日も過去60年間で1989年に次ぐ早摘の年でメルロの収穫は9月8日に始まっています。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン68%、メルロ20%、プティ・ヴェルド12%で、こちらもマグナムボトルです。(シャトーパルメご提供)

3番目は1998年です。1998年8月は乾燥しとくに暑い夏でした。9月下旬に雨が降り続いたため糖度がわずかに低下しましたが良好なぶどうが収穫されました。セパージュはメルロ52%、カベルネ・ソーヴィニヨン43%、プティ・ヴェルド5%です。

最後は1988年です。1988年はボルドーの赤ワインとしてはタンニンが多く、熟成に時間が必要ですが出来は非常に良い年です。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン51%、メルロ39%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド2%です。

最後のデザート・ワインはソーテルヌ地区のラ・トゥール・ブランシュです。37haの畑にはセミヨン83%、ソーヴィニヨン・ブラン12%、ミュスカデル5%が植えられています。2001年はグレート・ヴィンテージで53800本が生産されています。

 


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