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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはコルボンです。コート・デ・ブラン地区のアヴィーズ村(AVIZE)に設立されたレコルタン・マニピュラン(RM)で自社畑は6ha(アヴィーズに2ha)で年間生産量は15000本と少量で、主としてブラン・ド・ブランのシャンパーニュを造っています。今回のアヴィーズ村のシャルドネのみから造られたブラン・ド・ブランでヴィンテージは2005年です。

次のティエノはシャンパーニュ地方で20年近くワインの仲買人をしていたアラン・ティエノ氏によって1985年に設立されたレコルタン・マニピュラン(RM)です。グラン・クリュを含む27haの畑を所有し、ランス郊外のテシィ地区には近代的な醸造設備やモダンなガラス張りの建物に醸造タンクを設置しています。今回はスタンダード・キュヴェのブリュットでピノ・ワール35%、ピノ・ムニエ20%・シャルドネ45%から造られています。

白ワインも2種類です。

ひとつめはコート・ド・ボーヌ地区ムルソー村の1級ワイン ムルソー・ジュヌヴリエールです。造り手はムルソー村に醸造所を構えるフランソワ・ミクルスキで評価の高い造り手です。1991年叔父のピエール・ボワイヨの畑を譲り受けて設立されており、1992年が初ヴィンテージです。自社畑は約8haでジュヌヴリエールに0.52haを所有しおり、ヴィンテージは2002年です。

次はピュリニー・モンラシェ1級ワイン クロ・ド・ラ・ムーシェールです。このワインはレ・ペリエールの一角を占め、ヴォルネイ村に醸造所を構えるジャン・ボワイヨ(2005年からはアンリ・ボワイヨ)の単独所有(畑の広さは3.9ha)です。平均樹齢は60年以上で、今回のヴィンテージは2000年です。

赤ワインも2種類です。

ひとつめはポムロール地区のラ・クロワ・サン・ジョルジュです。このワインはヴィユー・シャトーセルタンやプティ・ヴィラージュなどに隣接する4.5haの畑からメルロ100%で造られています。平均樹齢は35年で年間約1万5千本のワインが造られています。今回のヴィンテージは2008年です。

今回のシャトーパルメは2004年です。2004年は良好な天候に恵まれました。9月はよく乾燥しぶどうの成熟はゆっくり満遍なく進み、収穫は9月下旬から10月中旬に良好な天候の下で行われました。なお、この年のアサンブラージュはカベルネ・ソーヴィニョン46%、メルロ47%、プチ・ヴェルド7%です。シャトーパルメのホームページをみると「極めてレベルの高いオーソドックススタイル」と記してあります。

最後のデザートワインはラモット・ギニャールです。ソーテルヌ地区の32haの畑にはセミヨン90%、ソーヴィニヨン・ブラン5%、ミュスカデル5%が植えられており、今回はグレート・ヴィンテージの1990年です。

 


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