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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で9種類です。 

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはビルカール・サルモンです。ヴァレ・ド・ラ・マルネ地区マレイユ・シュール・アイ村(MAREUIL・SUR・AY)に本拠地を構えるネゴシアン・マニピュラン(NM)で年間生産本数は200万本です。今回はブラン・ド・ブランでコート・デ・ブラン地区のクラマン村、アヴィーズ村、メニル・シュール・オジェ村のシャルドネを使用し、ヴィンテージは1998年です。

次のセドリック・ブシャールは2000年設立のレコルタン・マニピュラン(RM)で、コート・デ・バール地区セル・シュル・ウルス村(CELLES−SUR−OURCE)に本拠地を構えています。今回は0.9haのウルシュルの畑のピノ・ノワールから造られたブラン・ド・ノワールで、記載されていませんがヴィンテージは2008年です。

白ワインも2種類です。

最初はシャトー パルメが造る白ワインです。このワインは2003、2004年に新たな区画にぶどうを植え、造り始めたワインで一般には市販はされていません(今年、南西地方の癌センターなどの支援のため1200本のみ市販された)。今回の2010年はミュスカデル 50%、ロゼ(LAUZET) 35%、ソーヴィニヨン・グリ 15%から造られています。このワインはボルドーで認められていないロゼを使用しているため、ACボルドーでなくヴァン・ド・ターブルになります。(シャトー パルメご提供)

次はボルドー ぺサック・レオニャン地区のシャトー オー・ブリオンとラ・ミッション・オー・ブリオンのセカンド白ワインのレ・プランティエール・デュ・オー・ブリオン(2009年からはラ・クラルテ・ド・オー・ブリオン)です。セミヨンとソーヴィニョン・ブランから造られ年間生産量は1000〜1200ケースです。今回のヴィンテージは2005年です。

今回の赤ワインは4種類で、すべてシャトー パルメのワインです。また、いずれも素晴らしいヴィンテージです。

最初は2005年のアルタル・エゴ・ド・パルメです。理想的な気候が生み出した評価の高いヴィンテージで、シャトーのホームページには「並外れたヴィンテージを生んだ記録的に乾燥した年」と記してあります。今年のセパージュはメルロ(M)57%、カベルネ・ソーヴィニヨン(CS)43%です。(シャトー パルメご提供)

次は2000年のパルメです。2000年は収穫期に乾燥した天候が続き大変良好なぶどうが収穫されました。シャトーのホームページをみると「長熟型の力強いパルメワイン。」と記してあります。2010年から2040年が飲み頃という長熟型のパルメです。セパージュはCS53%、M47%です。(シャトー パルメご提供)

3本目1995年です。1995年はボルドーの赤ワインとしては非常に出来が良い年で、とくにメルロの評価の高い年です。このためパルメもメルロが51%と高い割合となっています。シャトーのホームページでは「素晴らしいヴィンテージ。しかしあと数年の熟成が必要な古典的なメドック・ワイン」と記してあります。ちょうど飲み頃の始まりの時期と思われましたが実際はまだ若さを感じるワインでした。セパージュはM51%、CS40%、カベルネ・フラン(CF)9%です。

最後の1990年は1988年から続く素晴らしいヴィンテージの最後の年です。ぶどうは完熟し濃厚でアルコール度の高いワインとなっています。シャトーのホームページには「早くから注目され更に向上しつつある見事なヴィンテージ。」と記してあります。現在、熟成のピークを示した飲み頃のパルメでした。セパージュはCS54%、M37%、CF7%、プティ・ヴェルド(PV)2%です。(シャトー パルメご提供)

最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー デイケムです。ソーテルヌ地区で最も評価の高いワインで125haの畑にはセミヨン 80%、ソーヴィニヨン・ブラン 20%が植えられています。今回のヴィンテージは1998年です。

 


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