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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で8種類です。 

シャンパーニュは2種類です。

最初のシャンパーニュはド・スーザです。1986年にコート・デ・ブラン地区のアヴィーズ村(AVIZE)に設立されたレコルタン・マニピュラン(RM)で主としてブラン・ド・ブランのシャンパーニュを造っています。今回のキュヴェ・デ・コーダリーはアヴィーズ、クラマン、オージェ、ル・メニル村の樹齢50年以上のシャルドネから造くられる、この造り手のフラッグ・シップのワインです。

次のセドリック・ブシャールは2000年設立のレコルタン・マニピュラン(RM)で、コート・デ・バール地区セル・シュル・ウルス村(CELLES−SUR−OURCE)に本拠地を構えています。今回のアンフロレッサンス(父親所有の畑のぶどうを使用)ラ・パーセルはコート・ド・ベシャランと呼ばれる小区画に植えられたピノ・ノワールのみで造られたブラン・ド・ノワールです。ヴィンテージは名乗っていませんが2003年のぶどうのみで造られています。

白ワインも2種類です。

最初はシャトー パルメが造る白ワインです。このワインは2000年代になって新たにぶどうを植えて造られ始めましたが一般には市販はされていません。ぶどうの品種はミュスカデル 65%、ソーヴィニヨン・グリ 25%で、残りはメルロ・ブランとロゼ(LAUZET)で、年間生産量は800本です。このワインはボルドーで認められていないロゼを使用しているため、ACボルドーでなくヴァン・ド・ターブルになります。今回のヴィンテージは2010年です。(シャトー パルメご提供)

次はボルドー ぺサック・レオニャン地区のシャトー スミス・オー・ラフィットです。このシャトーは赤ワインのみの格付けですがソーヴィニョン・ブランから造られる白ワインも高い評価を受けています。白ワイン用の畑は11haでソーヴィニヨン・ブラン 90%、ソーヴィニヨン・グリ 5%、セミヨン 5%が植えられ、年間3万本が造られています。今回のヴィンテージは2001年です。

今回の赤ワインは全てシャトー パルメでヴィンテージの最後の数字がの年です。

最初は1996年です。1996年はボルドー赤ワインにとって非常に出来が良い年で、とりわけカベルネ・ソーヴィニョンの出来が良かった年です。このためパルメもカベルネ・ソーヴィニョンが55%(他のセパージュはメルロ 40%、カベルネ・フラン 4%、プティ・ヴェルド 1%)と高い割合になっています。シャトーのホームページをみると「素晴らしいヴィンテージ。但しあと数年寝かせること。」と記載してあります。

次は1986年です。1986年はボルドー赤ワインとしては非常に出来がよい年です。ただしタンニンが豊富な年で熟成に時間が必要と言われています。シャトーのホームページには「収穫をとても遅らせたことが成功のカギとなったヴィンテージ」と記載してあります。この年のセパージュはメル 48%、カベルネ・ソーヴィニヨン 41%、プティ・ヴェルド 7%、カベルネ・フラン 4%です。

最後は1976年です。1976年は9月初めまで暖かくぶどうの熟成は順調でしたが9月に大雨が来てぶどうは薄められてしまいました。シャトーのホームページでは「現在もまだ楽しめるとても洗練されたワイン」と記載されています。セパージュはメルロ 49%、カベルネ・ソーヴィニヨン 34%、カベルネ・フラン 9%、プティ・ヴェルド 8%とメルロの割合が多いヴィンテージです。

最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー レイモン・ ラフォンです。イケムに隣接する18haの畑にはセミヨン 80%、ソーヴィニヨン・ブラン 20%が植えられ、平均生産本数は2万本です。1988年はグレート・ヴィンテージです。

 


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