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今回のワインの解説 

 

最初はアルザスの自然派の造り手ジュリアン・メイエーの造るシャンパン製法によるスパークリングワインです。1705年からの歴史ある造り主で、もともとほとんどビオ農法でしたが、現当主パトリックの代に1990年から完全無農薬(ビオロジック)に切り替え、1999年から100%ビオディナミ農法になりました。オーセロワ80%、ピノノワール10%、リースリング10%から成り、ノン・ドサージュです。 

シャンパンはルノーブルのブラン・ド・ブランです。1920年に設立された比較的新しい小規模なメゾンです。18haの自社畑を持ち、買い葡萄の割合は40%ですが、このブラン・ド・ブランはコート・デ・ブランの最北端にある特級畑シュイィChouillyの葡萄を使って造られています。

白ワインは2種類です。

最初はロワールのメヌトゥー・サロンで、1959年に認定された新しいアペラシオンです。このアペラシオンはサンセールの南西に位置します。ドメーヌ・ペレはこの産地を代表する造り手で、クラスマンやR.パーカーも高く評価しています。葡萄品種はソーヴィニヨン・ブラン100%です。 

2番目はシャブリの特級レ・プリューズです。造り手はシャブリでも最も優れた造り手の一人であるヴァンサン・エ・ルネ・ドーヴィサです。1930年に元詰めを始めた伝統のあるドメーヌで、現在は特級のレ・クロとレ・プリューズ合わせて2.5ha、3カ所の1級畑が計6.7ha等、合計約10haの畑から、現当主ヴァンサンと父親ルネが一緒に高品質のシャブリを造り出しています。

赤ワインは2種類です。  

最初はヴォーヌ・ロマネきっての名門、グロ家の血をひくグロ・フレール・エ・スールのクロ・ド・ヴージョ・ド・ミュジニーです。クロ・ド・ヴージョの歴史は古く、広さは50haにも及びますが、このドメーヌの所有する区画は、斜面の上の方、特級畑ミュジニーや、特級畑グラン・エシェゾーに隣接する優れた区画です。

パルメは2001年です。この年は天候にも比較的恵まれ、素晴らしいヴィンテージとなりました。セパージュ構成はCS51%、M44%、PV5%です。

最後のデザートワインはボルドーのネゴシアン、ドゥルト社が瓶詰めするソーテルヌワインです。一流のシャトーからワインを供給されているようですが、どこのシャトーのものなのかは明らかにされていません。2001年はソーテルヌのグレートヴィンテージです。

 


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