homeへ 憲章会員規約|歴史|役員
例会の予定過去の例会総会報告

 

今回のワインの解説 

 

今回は料理がイタリアンですのでイタリアワインとフランスワインを用意しました。

最初のスパークリングワインはスプマンテとシャンパーニュです。

スプマンテはピエモンテ州に醸造所を構えるブルーノ・ジャコーザがシャンパーニュ方式で造るスパーリングワインです。このワインは隣のロンバルディア州オルトレポ・パヴェーゼの農家から購入したピノ・ネーロ(ピノ・ノワール)を瓶内2次発酵して造っています。ヴィンテージは2

シャンパーニュはヴィルマールです。モンターニュ・ド・ランス地区リリィ・ラ・モンターニュ村(RILLY LA MONTAGNE)に醸造所を構えるレコルタン・マニピュラン(RM)で木樽を使用し発酵、熟成を行う数少ない造り手です。年間生産量は4万2千本で、今回はピノ・ノワール70%、シャルドネ30%で造られたグランド・レゼルヴです。

白ワインもイタリアとフランス(ブルゴーニュ)です。

イタリアワインはウンブリア州の白ワインです。このワインはフィレンツェに本社を置くトスカーナの著名な造り手アンティノリがオリヴィエート近郊の古城カステロ・デッラ・サッラの葡萄園から収穫したシャルドネで造っています。ヴィンテージは2004年です。

フランスワインはピュリニー・モンラッシェ村の1級ワイン シャン・カネです。造り手はピュリニー・モンラッシェ村に本拠地を置くエティエンヌ・ソゼで白ワインの造り手として非常に高い評価を受けています。シャン・カネ畑はコンベットの上に位置しムルソー・ペリエールと接し評価の高いワインが造られています。ヴィンテージは1999年です。

赤ワインはイタリアとシャトーパルメです。

イタリアワインはオレーノでトスカーナ州キャンティ地区に醸造所を構えるテヌータ・セッテ・ポンティが造っています。このワインの初ヴィンテージは1999年で、とくに今回の2001年は評価の高い年です。なお、2001年のセパージュはサンジョヴェーゼ50%、メルロ25%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%です。

シャトーパルメは1996年です。1996年は非常に出来が良い年で、とりわけカベルネ・ソーヴィニョンが良かった年です。このためパルメもカベルネ・ソーヴィニョンが55%と高い割合になっています。シャトーのホームページには「素晴らしいヴィンテージ。但しあと数年寝かせること。」(1999年12月のテイスティングコメント)と記してあります。

最後のデザートワインはイタリアでパッシートと呼ばれる方法で造られています。オーロと呼ばれるこの甘口ワインはピエモンテの著名な造り手ラ・スピネッタがモスカート種を通常より1ヶ月遅く収穫し、その後セラーで陰干しして造っています。このワインは良いヴィンテージのみに造られ、生産量も非常に少ないワインです。ヴィンテージは2001年です。


←過去の例会indexに戻る