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今回のワインの解説 

 

今回のワインは全部で7種類です。

シャンパーニュは2種類です。

最初のラルマンディエ・ベルニエはコート・デ・ブラン地区のヴェルテュ村(VERTUS)を本拠地とするレコルタン・マニピュラン(RM)です。今回は1級畑のシャルドネから造くられたブラン・ド・ブランのシャンパーニュです。

次はアンリ・ジローです。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区アイ村(Ay)に本拠地を構える日本ではあまり知られていないネゴシアン・マニピュラン(NM)ですがヨーロッパの王室などに愛用されています。今回はフランソワ・エマールと呼ばれるキュヴェでピノ・ノワール70%、シャルドネ30%で造られます。

白ワインも2種類です。

ひとつめはコート・ド・ボ−ヌ地区シャサーニュ・モンラッシェ村の1級ワイン レ・ヴェルジェです。造り手はこの村に本拠地を置くミシェル・コラン・ドレジェで非常に評価の高い造り手です。ヴィンテージは2001年です。

次はムルソー村の1級ワイン レ・ペリエールです。造り手のミシェル・クトー(義父がミシェル・ニーロン)は1990年代後半からシャサーニュ・モンラッシェ村に本拠地を構えネゴシアンとしてワインを造っていますが義父と同じように高い評価を受けています。ヴィンテージは1999年です。

今回の赤ワインは2種類ともボルドーです。

ひとつめはコート・ド・ブール地区(ドルドーニュ河の右岸でマルゴー地区の対岸)のロック・ド・カンプです。このワインはサンテ・ミリオン地区のシャトー ル・テルトル・・ロートブッフと同じ所有者(フランソワ・ミジャヴィル)が造る評価の高いワインです。畑はメルロ65%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン10%、マルベック5%が植えられおりメルロが主体のワインです。2000年はボルドー赤ワインにはグレート・ヴィンテージです。

 今回のシャトー パルメは1988年です。1988年はボルドーの赤ワインとしてはタンニンが多く、熟成に時間が必要でした。シャトー パルメのホームページには「この素晴らしいヴィンテージは飲み頃に達するまで長い年月がかかり、今その真価を見せ始めました。これから満喫できるワインです。」(2000年10月のテイスティング)と書かれています。

最後のデザートワインはソーテルヌ地区のシャトー レイモン・ラフォンです。このワインはイケムに隣接する16haの畑(セミヨン 80%、ソーヴィニヨン・ブラン 20%)から造られ、年間生産本数は約2万本です。ヴィンテージは1985年で貴腐が少なくやや複雑さには欠けますが評価の高いヴィンテージです。なお、今回はマグナムボトルです。

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